旧堂本印象邸

旧堂本印象邸についてabout

日本画家堂本印象(1891~1975)の旧宅であり、木造瓦葺き平家建ての和風建築である。
堂本が衣笠に転居した昭和18(1943)年頃に建てられた。

近代和風建築としての歴史的価値は高く、特に茶室棟には、数寄屋建築家・笛吹嘉一郎(うすい かいちろう)が設計した裏千家「又隠」を写した茶室があり、本家である又隠(1788再建)を忠実に写しつつも、近代の又隠写しの手法がよく示されており、伝統的で優れた建築物であると評価されている。

「旧堂本印象邸の建設経緯と意匠的特徴」(立命館大学理工学部教授 青柳 憲昌著、2015年9月『日本建築学会大会学術講演梗概集』所収)より抜粋。

旧堂本印象邸 玄関

茶室

応接室

桜の木

邸宅の詳細details

印象が愛したものfavorite

アトリエモニュメント
アトリエから少し離れた場所から見上げてください。

Atelier Monument,Look up from a little distance.

レトロな
趣のある外灯

Retro quaint streetlights

倉庫庇のさりげない
桜のモニュメント

Cherry blossom monument

アトリエ壁面の
芸術作品

Artworks on the Atelier Wall

春には桜が見事な花を
咲かせてくれます。

In spring, cherry blossoms are in full bloom.

仏さまが彫られた灯篭

Garden lanterns carved with Buddha

旧堂本印象邸の歴史history

1891明治24年
12月 日本画家・堂本印象氏生まれる
1940昭和15年
茶室建築(印象氏49才、数寄屋造り建築家・笛吹嘉一郎氏設計。裏千家茶室「又隠」(1788年再建)を写しで建築)
1942昭和17~18年
邸宅建築(52才)
1959昭和34年
アトリエ棟建築(68才)
1966昭和41年
堂本印象美術館設立(75才)
1975昭和50年
9月 堂本印象氏没(84才)
2006平成18年
6月 学校法人立命館が京都府立堂本印象美術館の指定管理者となる(2012年3月終了)
2013平成25年
3月 学校法人立命館が邸宅を譲りうける。
2015平成27年
2月 母屋の和室・トイレ改修
2018平成30年
2月 大規模改修工事(~4月)母屋と茶室をリニューアル
2018平成30年
4月 授業や課外自主活動等での日常的な利用を開始

問い合わせ先contact

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立命館大学衣笠キャンパス地域連携課

〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1